【福島・介護】車椅子対応の老人ホームを選ぶ前に確認!車椅子利用者に適した老人ホームの特徴と見学時のチェックリスト
介護が必要な高齢者が増えるにつれ、介護施設の需要も高まっています。中でも注目されているのが、車椅子利用者でも安心して暮らせる「車椅子対応の老人ホーム」です。
しかし、一口に車椅子対応といっても、施設によってバリアフリー設備の充実度や介助体制は様々。入居者の要介護度や車椅子の必要性に合わせて、最適な施設を選ぶことが大切です。
また、リハビリテーションの実施状況など、車椅子利用者のQOL(生活の質)を左右する要素にも目を向けたいところです。
こちらでは、車椅子利用者に適した老人ホームの特徴、見学時のチェックリストをご紹介します。福島で老人ホームをお探しなら、JWS陽だまりの郷にご相談ください。
車椅子利用者に適した老人ホームの特徴
十分な広さと動線が確保された居室
車椅子利用者にとって、居室の広さと動線の確保は非常に重要です。
車椅子での移動や介助がしやすいよう、十分なスペースが必要不可欠です。居室が狭すぎると、車椅子での回転や移乗がスムーズにできず、ストレスを感じてしまいます。
一方で、広すぎる居室も避けたほうがよいでしょう。移動距離が長くなると、車椅子を漕ぐ負担が大きくなるためです。
車椅子利用者に適した居室の広さの目安は、8畳以上とされています。
また、ベッドやクローゼットなどの家具の配置にも気を付けましょう。家具の間を車椅子が通れる幅を確保し、ベッドへの移乗がしやすい動線を作ることが大切です。
居室の広さや設備は、入居者の生活の質に直結します。車椅子対応の老人ホームを選ぶ際は、居室の広さや家具のレイアウトをしっかりチェックしましょう。
移乗や移動の介助に慣れたスタッフ
車椅子利用者が快適に過ごせる老人ホームには、移乗や移動の介助に習熟したスタッフの存在が欠かせません。介護スタッフは、利用者の身体状況や車椅子の特性を理解し、安全かつスムーズに移乗・移動介助を行う技術が求められます。
そのため、採用時に介護福祉士などの有資格者を優遇したり、経験豊富な介護職員を配置するなど、質の高い人材の確保に力を入れている施設が望ましいでしょう。また、定期的な研修により、スタッフのスキルアップを図っている点も見逃せません。
利用者にとって、慣れ親しんだ介護スタッフによる安心・安全な介助は、施設での生活の質に大きな影響を与えます。移乗や移動介助のプロフェッショナルが揃う老人ホームは、車椅子利用者に最適な環境といえるでしょう。
車椅子での外出や余暇活動のサポート
車椅子利用の高齢者にとって、施設内だけでなく施設外での活動を楽しめることは、生活の質の向上につながります。そのため、車椅子での外出や余暇活動を積極的にサポートしてくれる老人ホームを選ぶことが大切です。
例えば、以下のようなサポート体制が整っているかを確認しましょう。
- 施設の車両に車椅子のまま乗車できるリフト付きバスがある
- 車椅子での散歩や外食、買い物など外出プログラムが充実している
- 園芸、音楽、絵画など車椅子でも参加しやすい余暇活動が多数用意されている
- 車椅子利用者の活動参加状況を把握し、適切な支援をするスタッフがいる
車椅子を利用していても、施設外での活動に積極的に参加できる環境が整っていれば、入居者のADLの維持・向上や生きがいにつながります。
車椅子対応の老人ホームを検討したほうがよい場合
車椅子対応の老人ホームは、主に以下のような場合にご検討をおすすめします。
- 歩行が困難になったとき:杖では不安定で、転倒のリスクが高くなった
- 病気やけがで寝たきりになった:自分で移動することができなくなった
- 認知症が進み、徘徊の恐れがある:安全のため、車椅子で移動を制限する場合
自力で歩行できている、杖があれば歩行可能、といった状態であれば車椅子対応の老人ホームを急いで決める必要はないかもしれません。
しかし、将来的なことを考えると、以下の点に注意して準備を進めることをおすすめします。
施設選びや費用の準備など、入居されるかもしれない方の意思を尊重しながら、将来のことを見すえて少しずつ準備を進めていきましょう。
車椅子対応の老人ホームを見学する際のチェックリスト
居室や共用スペースのバリアフリー状況
車椅子対応の老人ホームを見学する際は、居室や共用スペースのバリアフリー状況をしっかりとチェックしましょう。居室のドアや廊下の幅は、車椅子がスムーズに通れるだけの十分な広さが必要です。
またトイレや浴室、食堂などの共用部分も車椅子で利用しやすい造りになっているかを確認します。手すりの設置や段差の解消など、バリアフリー設計がなされているかがポイントです。
さらに非常時の安全面にも目を向けましょう。スプリンクラーやフラッシュライト、自動火災報知機などの設備も大切なチェック項目です。実際に施設内を見学して、車椅子利用者目線で使い勝手や安全性を見極めることが重要です。
車椅子用トイレや特殊浴槽の設置
車椅子利用者が快適に生活するためには、施設内のトイレや浴室が車椅子対応になっているかどうかが重要なポイントとなります。
車椅子用トイレでは、ドアの幅が十分に広く、手すりが適切な位置に設置されているかを確認しましょう。また、便器の高さや手洗い場の位置なども車椅子に座ったままで使いやすいかどうかがチェックポイントです。
一方、浴室は一般的な浴槽では車椅子からの移乗が難しいため、車椅子のまま入浴できる特殊な浴槽の有無を見ておく必要があります。
施設見学の際は、実際に車椅子で移動しながらトイレや浴室の使い勝手を体感してみることをおすすめします。車椅子利用者にとって、排泄や入浴は生活の質に大きく関わる事柄のため、事前の確認を怠らないようにしましょう。
車椅子利用者の生活の様子と雰囲気
老人ホームの見学では、スタッフが車椅子利用者の自立した生活をサポートしている様子にも注目しましょう。食事や入浴、排泄などの場面で適切な介助が行われているか確認が必要です。
さらに車椅子利用者が楽しみを持って生活を送れているかという点も重要です。例えば、以下のような取り組みがあるかどうかを見ておくとよいでしょう。
- 趣味活動やレクリエーションへの参加
- 車椅子のまま外出できる機会の提供
- 他の入居者との交流の場の設定
施設見学の際は、そうした車椅子利用者の表情やスタッフとのコミュニケーションなども観察し、アットホームで温かみのある雰囲気があるかどうかを肌で感じ取ってください。
リハビリテーションの実施状況
リハビリは、身体機能の維持・回復だけでなく、日常生活動作(ADL)の自立度アップにもつながります。車椅子を使いながらも、できる限り自分の力で生活できるようサポートしてくれる施設を選びましょう。
まず、理学療法士や作業療法士などの専門スタッフが在籍し、個別のリハビリプログラムを作成してくれるかどうかがポイントです。また、リハビリ室や機能訓練室などの設備が整っているかもチェックしましょう。車椅子を使っての筋力トレーニングや可動域訓練、日常生活動作の練習など、様々なメニューが用意されている施設が望ましいです。
リハビリの頻度や時間も重要です。毎日実施している施設や、1回あたり20~40分程度の個別セッションを行っている施設など、入居者の状態に合わせた十分なリハビリ時間が確保されているかを見極めます。施設見学の際は、実際のリハビリの様子を見学させてもらうのもよいでしょう。車椅子を使っている方が意欲的にリハビリに取り組んでいる雰囲気があるかどうかも、施設選びの参考になります。
老人ホームの介護設備チェックポイント-車椅子向けの具体的な設備
車椅子をご利用の方が快適な生活を送るために、老人ホームの設備は非常に重要です。具体的にどのような点に注目すればいいのか、ご紹介します。
段差の解消方法
- スロープになっているか
- 段差解消措置の対応があるか
など
特に、玄関や廊下、トイレなど、頻繁に利用する場所の段差が解消されているかを確認することが大切です。
通路の幅
- 車椅子がスムーズに移動できるよう、通路は十分な幅があるか など
一般的に、車椅子がすれ違うためには1.2~1.6メートル以上の幅が必要です。
トイレの広さ
- 車椅子ごと入れるスペースがあるか
- 手すりや便座の高さが適切か
- ペーパーホルダーの位置や手洗い場が車椅子から手が届く位置にあるか など
浴室の設備
- 車椅子で入れる浴槽やシャワー室があるか
- 手すりがしっかりと設置されているか
など
エレベーター
- エレベーターの大きさ
- ボタンの位置
- 扉の開閉時間
など
部屋
- 車椅子での移動や介護を行うスペースがあるか
- ベッドやテーブルなどの家具の配置が、車椅子での移動の妨げにならない
- 家具の高さが車椅子に座った状態でも使いやすい高さになっているか
- ドアの種類が引き戸になっているか
など
これらの点をチェックすることで、ご家族の方が快適に過ごせる施設を選ぶことができるでしょう。
車椅子利用に対応した老人ホームをお探しならJWS陽だまりの郷へ
JWS陽だまりの郷は介護を必要とする高齢者の方々に寄り添い、一人ひとりに合ったサービスを提供することを心がけています。車椅子を利用される方々にも快適に生活していただけるよう、バリアフリーな環境を整えています。経験豊富な介護スタッフが在籍しており、親切かつ丁寧なサポートを提供しますので、どんな小さなことでも安心してご相談いただけます。
福島で家族を安心して預けられる施設をお探しなら、JWS陽だまりの郷をぜひご検討ください。
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設立 | 2012年7月13日 |
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