【福島】訪問介護とは？

訪問介護とはどのような介護なのか、施設での介護との違いなどを見てみましょう。

訪問介護では、自宅で自立した生活ができるように支援することを目指し、身体介助や生活援助、外出のサポートを行います。ケアワーカーとも呼ばれる介護福祉士や、ホームヘルパーと呼ばれる訪問介護員が、介護を必要とする利用者様の自宅を訪問してサポートすることを「訪問介護」といいます。

訪問介護の内容について見ていきましょう。

1．身体介護

食事やおむつ交換、着替えの介助など身体に触れる介護サービスで、訪問介護でも施設の介護でも、介護の中心となります。

意外に思われるかもしれませんが、屋内外での移動や利用者様の買い物にともなう介助も、「身体介護」に分類されます。これは、移動や買い物の介助はどちらも利用者様の身体に触れて介助を行うためです。

2．生活援助

料理や洗濯、掃除などの家事を行うことを、生活援助といいます。しかし、あくまでも介護であり、家事代行ではありません。利用者様ができることは自分でしてもらい、自立を促すことがサービスの基本となっています。

掃除を行うことで、部屋が生活しやすい環境となります。転倒などの事故を防ぐなど、利用者様の生活の質を向上させる目的もあります。

3．車の乗降援助

通院などの際に付き添いを行います。車いすや歩行器などを使用している利用者様の場合、通院の際にはサポートが必要です。

車の乗り降りだけでなく、場合によっては移動中の介助も受けられます。診察券を受付に提出するなど、受診の準備をサポートしてもらうこともあるでしょう。

【福島】訪問介護のメリット・デメリット

訪問介護は自宅で生活したい利用者様にとっては、なくてはならない必要なサービスといえるでしょう。訪問介護のメリットを見てみましょう。

1．自宅で生活ができる

プロの介護が必要な状況だと、「施設に入らなければ、介護サービスは受けられない」と思っている方もいるかもしれません。

訪問介護は、自宅で生活しながら受けることができる介護サービスです。生活スタイルを変えなくてもよいということは、大きなメリットといえるでしょう。

2．要介護度の進行を防ぐ可能性がある

自立支援が目的である訪問介護は、できることは自分で行い、できないことを援助してもらうサービスです。1対1での介護なので、ゆっくりでもできることは自分で行い、できないことだけを手伝ってもらうことでゆったりと介護を受けられます。

ゆっくりでも自分で身体を動かすことで、要介護度の進行を抑制する効果が期待できます。

3．必要な介護だけを受けられる

訪問介護ではサービスの内容と、受ける時間で費用が決まっています。必要な補助だけに絞り、必要な介護サービスだけを利用できるため、経済的な負担も最小限に抑えることができるでしょう。

4．ご家族の負担が軽減される

自宅に介護が必要な人がいると、ご家族の負担は想像以上に大きいものです。訪問介護を利用すれば、ご家族の身体的・経済的な負担が軽減されます。

また、ご家族が同居ではなく離れて住んでいる場合、訪問介護を利用することによる安否確認が可能です。

以上が訪問介護のメリットですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

訪問介護のデメリットは以下のとおりです。

1．受けられないサービスもある

訪問介護は、サービスの内容が細かく決められています。決まったサービス以外のことを「時間があるから」「ついでにできるから」という理由で受けることはできません。

また、食事や洗濯などの生活援助は可能ですが、利用者様本人の援助に限られています。一緒に洗濯機でできるから、ついでだからとご家族の分も一緒に洗濯をしたり、食事を用意したりすることは禁止されています。

2．他人が家に入ることをストレスに感じる場合がある

自宅で介護が受けられるというメリットがある反面、自宅に他人を入れることにストレスを感じる場合もあります。利用者様自身は快適でも、ご家族がストレスに感じることもあるのです。

訪問介護で他人が家に入ることに抵抗を感じる場合、まずは短時間の利用から始めるのがおすすめです。誰かがストレスや不安を感じる場合には、ご家族でじっくり話し合って相談してください。

【福島】リハビリケアも人気

リハビリケアとは正式には訪問リハビリテーションといい、理学療法士や作業療法士などのリハビリのプロが利用者様の自宅を訪問し、リハビリを行います。

介護士にリハビリケアを頼みたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、実は訪問介護ではリハビリケアは対応しておりませんので注意が必要です。

リハビリケアを依頼したい場合には「訪問介護」ではなく「訪問看護」サービスを利用してください。

混同しやすい部分なのでサービスを利用する際に間違えないよう、注意してください。

ここではリハビリケアを頼みたいとお考えの方に向けて、「訪問看護」サービスで受けられるリハビリケアのメリットをご紹介します。

1．出掛ける負担がかからない

リハビリが必要な状態では、リハビリ施設や病院に出かけることは簡単ではないでしょう。訪問リハビリだと、自宅でリハビリができるので出掛ける負担がかかりません。

2．周りを気にせず1対1でリハビリができる

リハビリ施設や病院だと他の利用者様や患者さんが気になって、リハビリに集中できないという方もいらっしゃるでしょう。訪問リハビリだと、周りを気にすることなくリハビリに集中できます。

3．自宅でリラックスできる

慣れない場所だと緊張してしまうかもしれませんが、自宅だとリラックスした雰囲気の中でリハビリを受けることができます。

上記が訪問リハビリのメリットです。

訪問リハビリは、リハビリ用の施設ではなく自宅で行われるので、生活する空間に合わせた訓練ができます。また、出掛ける必要がないので、身体的にも精神的にも負担が軽減されることからも人気です。

JWS陽だまりの郷では訪問介護サービス、訪問看護サービスどちらも対応しております。

気になる場合は、ぜひ口コミなどもチェックしてみてください。実際に訪問リハビリを利用する人の口コミが参考になるでしょう。

【福島】訪問リハビリの注意点

訪問リハビリは、住み慣れた自宅でリハビリが受けられるなど様々なメリットがありますが、注意が必要な点もあります。

訪問リハビリの注意点についてご紹介します。

1．リフォームが必要な場合もある

老人ホームやリハビリ施設などは、最初からリハビリに適したバリアフリーの造りになっています。

しかし、自宅の場合は必ずしもリハビリに適した環境とはいえません。場合によっては、リフォームが必要となる場合もあるでしょう。

2．リハビリの内容によって専門が異なる

• 理学療法士：運動や体操によって、歩く・立つなどの日常生活に必要な動作の回復を目指す
• 作業療法士：家事や手芸など手を動かすことで、日常生活に必要な認知機能などの回復を目指す
• 言語聴覚士：発声や会話を行う訓練や、コミュニケーションをとる訓練

上記のように、職種ごとに回復を目指す機能や動作に違いがあるため、要注意です。

「リハビリのプロなのだからどんなリハビリもできるはず」と考えてしまう方もいるようですが、実際には専門分野が分かれています。専門外のリハビリはできないということを知っておいてください。